

この記事を書いている人はこんな人!
はじめは暇潰しに始めたネットゲームが次第に現実からの逃避行動になり、 依存が進む中で上達して周囲から褒められて心地よい居場所となり、徐々にプレイ時間と課金額が増加。3年目に国内大会で優勝したことでさらにネット世界にのめり込んでしまい合計5年間をインターネット/ゲームに費やしました。最終的に医療施設で依存治療を受けたことをきっかけに心身ボロボロの状態から1年かけて依存を克服することに成功しました。 現在は資格を取得してマッサージ師として働いています。 この過程で学んだ知識と経験を使って、現在進行形で依存に苦しむ人や予備軍を少しでも減らしたいと想い、私のリアルな体験談と依存を克服する為に必要なことをブログで発信しています!
この記事を読んで分かること!
✔️依存症の家族に対して具体的に気をつけるポイントが分かる! ✔️駆け引きを用いた会話ではなく、心配している気持ちを伝える大切さが分かる! ✔️依存症の本人だけでなく家族全員で取り組む重要性が分かる!
それでは早速みていきましょう!

皆様こんにちは、YUYAです!
今回はネットゲーム依存に陥った子どもに対して、家族を気を付けるポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。前回の記事をより具体的にお伝えしていきます♪

一番大切なことは、依存本人に対して家族が毅然とした一貫性のある態度を示していくことです。
それでは8つの重要ポイントを見ていきましょう。

この8つは実践するのは難しいが、出来るようになるまで何度もチャレンジじゃ!必ず結果は良い方向に向かうはずじゃ!
1人で判断しないこと

依存本人が起こした行動に驚いたり、些細な違和感をふと感じることがあると思います。
それが小さなことであっても、自分では受け止めきれないことがあるかもしれません。
そのような時は、1人で判断してアクションを起こさずに第三者に相談しましょう。

自分のキャパシティを超える出来事を無理やり1人で何とかしようとすると家族がめちゃくちゃになってしまうリスクが高まるよ!一旦落ち着いて!
相談相手は信頼できる家族や友人が良いと思います。
定期的に受診している医師やカウンセラーも第三者として適任ですね。
1人では対応できないことでも、第三者の知恵と経験を合わせれば結果として良い方向に向かう可能性が高まっていきます。
ネットゲームについて学ぶ

依存本人と話し合うために、依存の対象であるネットゲームについて学習しておくことが重要です。
知らない人からすれば専門用語が多くてパニックになるかもしれませんが、用語・仕組み・ゲームの種類を知っておくとコミュニケーションに必ず役立つでしょう。
また、その面白さに関心を持つことで依存本人が依存しているのはどんなネットゲームで、どんなコミュニティを形成しているのか、知識が増えると余裕を持って対話可能です。
ネットゲーム特有の言葉を知っていると、依存本人はこう感じます

お、なんだよ。話できるじゃん。
「全然知らないくせに分かったふうに決めつけて話して来るな」となるよりも、事前に調べて置くことでコミュニケーションの取りやすさが断然アップします。

ゲーム名でgoogle検索をかければどんな種類かすぐ分かるよ!
一貫した上で毅然とした態度を

その日の気分で許す範囲を上げ下げしたり、拒絶をしないようにしましょう。
今までは大目に見ていたのに、急に厳しくしてしまうことは逆効果になるケースが多いです。
家族の中で「ここは譲れない一線」というものを決めて
一貫した態度を崩さない、という意識を持って接していくことが大切です。

おいおい、昨日は平気でなんで今日はダメなんだよ!!!

…..
一喜一憂しない

依存症の症状は簡単には右肩上がりに回復してきません。
厳しい言い方をすると、そんな簡単に止めれるなら脳画像の解析が世界中で分析されたり、論文が発表されたり、WHOでゲーム障害という世界的疾病として認定されることはなかったでしょう。
症状の回復は一直線にはいきません。
失敗と成功を繰り返しながら、徐々にゆっくりと回復していきます。
失敗とはリバウンドみたいなもので欲望や誘惑に負けることです。
そんな時に長い目で見ることが出来なければ、家族は大きく落胆してしまい、精神的にも参ってしまいます。
短期的にパッと回復するものではない、と理解することが必要です。
その上で成功失敗を繰り返して回復に向かうように、長期的な回復を目標にして接することが非常に重要です。
「私は」で始まるメッセージを

【あなたは〜だよ!】
【〜だから、あんたはこうなのよ!】
このような「相手を主語」にした文章は、こと依存本人にとってはかなり責められているような印象を持ってしまいます。
この伝え方は無意識に依存本人を責める口調になってしまいますので、
「自分を主語」にした文章を意識するとスムーズにコミュニケーションを取る手伝いをしてくれます。
例えばこのような言葉です。
私はあなたのことをとても心配しているのよ
私はこのように思っているよ
自分を主語にするだけで、相手を主語にした文章と比べると随分と印象が柔らかくなるのが分かります。
繊細なコミュニケーションに疲れてしまうこともあると思います。
しかし、自分の大切な人が将来、依存症から回復して豊かな人生を歩むきっかけをぜひ作っていただきたいのです。

ふぅ。もう疲れちゃった。

大丈夫か?そんな時は休むのじゃ。
共倒れしちゃいかんぞ。
そんな時は誰かに相談するといいぞ!
駆け引き・取り引きはNG

例えばこのような駆け引きです。
「1時間勉強すれば、1時間ネットゲームしていいよ」
このような取り引きは一時的な問題解決にしかなりません。
子どもの場合、要求がどんどんエスカレートするケースが多くあります。

ゴミ出し手伝ったからプラス3時間ゲームやっていいよね?

洗濯物たたんどいたから今日1日中ゲームやるよ。
文句ないよね?

この子たち…..!

落ち着いて〜!
同じ立場の仲間を作る

同じ境遇の仲間は、気持ちの整理を手伝ってくれるでしょう。
ネットゲーム依存症の家族を持つ境遇の方が話す体験談は
自分の立場や家族内の状況を客観的に判断させてくれます。
また、あなたの何気ない一言が他の家族を救うきっかけになることもあります。
同じ境遇の仲間は心の支えになります。
私が別記事で紹介している治療機関では、定期的に家族会が開かれています。
そこで他人の意見を参考にしたり、自分の意見を伝えることがリフレッシュになります。
依存本人との対話は時に疲弊し、元気がなくなることもあるでしょう。
同じ悩みを持つ仲間を作ることを強くお勧めします。

家族以外の第三者とのコミュニケーションは非常に重要なのじゃ!
家族全体で態度を同じラインに設定する

家族全体で、依存本人に対して統一した態度を取ると効果的です。
例えば父が厳しく、母が甘く、おじいちゃんがとっても甘い。
このような統一のない態度だと、依存本人は問題を軽視している(この場合は甘い態度の母とおじいちゃん)家族を利用して、ますますネットゲームにのめり込んでいくでしょう。
依存の理解不足による家族の安易な行動は、依存を助長してしまうのです。
まとめ

- 1人で判断はしないこと
- ネットゲームについて学ぶ
- 一貫した上で毅然とした態度を取る
- 一喜一憂しないこと
- 「私は」から始まるメッセージで伝える
- 駆け引き・取り引きはしない
- 同じ立場の仲間を作ろう
- 家族全体で態度を統一させる
家族が依存本人にどのように対応するのか、これは非常に難しい問題です。
上記に家族がどう対応すべきか重要なポイントをまとめましたが、実際にコミュニケーションをとる時に、カッなり感情的になることもあるでしょう。
依存本人も失敗と成功を繰り返して回復に向かうことが出来ます。
同じように家族も対応にトライ&エラーを繰り返す内に、思わぬ副産物と言えるような良い絆を築くことが出来た話を聞きます。
「上手くいかなかったなぁ。」と気分が落ち込んだ時は、この記事をふと見返して、今日起きた出来事をゆっくりと思い返して、「こうすれば上手くいったかも」と脳内シミレーションしてくださいね。


今回は依存症に陥った家族に対して具体的な重要ポイントのお話でした!

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