
この記事を書いているのはこんな人です!
はじめは暇潰しに始めたネットゲームが次第に現実からの逃避行動になり、 依存が進む中で上達して周囲から褒められて心地よい居場所となり、徐々にプレイ時間と課金額が増加。3年目に国内大会で優勝したことでさらにネット世界にのめり込んでしまい合計5年間をインターネット/ゲームに費やしました。最終的に医療施設で依存治療を受けたことをきっかけに心身ボロボロの状態から1年かけて依存を克服することに成功しました。 現在は資格を取得してマッサージ師として働いています。 この過程で学んだ知識と経験を使って、現在進行形で依存に苦しむ人や予備軍を少しでも減らしたいと想い、私のリアルな体験談と依存を克服する為に必要なことをブログで発信しています!
今回は依存度のテストをおこないますね!
このテスト内容はアメリカ精神医学会が発刊したDSM-5をもとに作成しています。
✔️このチェックテストでインターネット障害の疑いがあるかどうか分かります
✔️テストを受ける本人にしか分からない部分があるので、ウソの可能性も頭に入れておいてください
✔️ウソをついたとしても、「当てはまる項目が多い人はネット障害だよ」ということを伝えることで
「このままではダメかもしれない」と気づきを与える可能性もあります
✔️やってみる価値は非常にあります。また全く知らない方はテスト内容を見て
「なるほど、この項目に当てはまる人がネット依存症なんだな」と分かります

それでは早速いってみましょう!

依存度チェックQ1〜Q8
以下8つの問題は「YES」「NO」で答えてください
Q1.あなたはインターネットに夢中になっていると感じていますか?
Q2.満足を得るためにインターネットを使う時間をだんだん長くしていかねばならない、と感じていますか?
Q3.今までにインターネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとして失敗したことがたびたびありましたか?
Q4.ネット使用時間を短くしたり、完全にやめようとしたときに、落ち着かなかったり不機嫌や落ち込み、またはイライラを感じますか?
Q5.使い始めに思っていたよりも長時間ネットを使用してしまうことはありますか?
Q6.ネットの為に大切な人間関係、学校や仕事で失敗したり、状況が危うくなってしまうことがありますか?
Q7.ネットに熱中しすぎていることを隠すために、家族・学校・職場の人たちにウソをついたことがありますか?
Q8.問題から逃げるために、または不安や落ち込み・罪悪感・悲しい気持ちといったネガティブな気持ちから逃げるためにネットを使いますか?

Q1~8は「はい」か「いいえ」で答えるのじゃ
依存度チェックQ9〜Q18
次の10問は「全くなかった」「たまにあった」「よくあった」の3択で答えてください。
Q9.ゲームをしていない時にどれくらい頻繁にゲームのことを空想したり、以前にしたゲームのことを考えたり、次にするゲームのことを思ったりすることがありましたか?
Q10.ゲームが全く出来なかったり、いつもよりゲーム時間が短かった時にソワソワしたり、イライラしたり、不安になったり、悲しい気持ちになりましたか?
Q11.過去12ヶ月で十分にゲームをしたと感じるために、もっと多く、もっと長い時間ゲームする必要があると感じたことがありますか?
Q12.過去12ヶ月でゲームをする時間を減らそうとしたが、うまくいかなかったことがありますか?
Q13.過去12ヶ月で友人に会ったり、以前に楽しんでいた趣味や遊びをすることよりも、ゲームの方を優先して選んだことがありますか?
Q14.何らかの問題が生じているにもかかわらず、長時間ゲームをしたことがありますか?この場合の問題とは、例えば睡眠不足で学校や職場で仕事がはかどらない、家族や友人とケンカしてしまう、するべき大切なことをしなかった、などです。
Q15.自分がどれくらいゲームをしていたかについて、家族・友人・大切な人にバレないようにしたり、ゲームについてウソをついたことがありますか?
Q16.嫌な気持ちを晴らす為にゲームをしたことがありますか?嫌な気持ちとは、不安になったりイライラしたり罪悪感を感じたり無気力なってしまう気持ちのことです。
Q17.ゲームのために大切な人間関係をあやうくしたり、失ったことがありますか?
Q18.過去12ヶ月でゲームのために学校や職場で勉強・仕事がうまくできなかったことがありますか?

Q9~18は「全くなかった」「たまにあった」「よくあった」の3択で答えるのじゃ

お疲れ様!正直に答えられましたか?

採点方法(Q1〜Q8)
「はい」に答えた数ひとつにつき1点カウントします。
「いいえ」は0点カウントです。
採点方法(Q9〜Q18)
「たまにあった」「まったくなかった」は0点カウントとします。
「よくあった」は1点としてカウントします。
採点が終了後にテスト評価
10点以上の人は病的な使用をしている完全なインターネット/ゲーム依存状態にあります
7点以上の人はネット依存の予備軍です。放っておくと症状が進む可能性が高いです。
逆に4点以下の人は、まだ依存状態ではありません。

どうじゃったかの。自分の依存傾向が認識できたら成功と言えるのじゃ。まずは自分がどのような状態にいるかを客観的な指標をもとに知ることこそが大切なんじゃ。

では最後に世界ではインターネット/ゲーム依存がどのように定義されているか見てみましょう
世界保健機関(WHO)によるネット依存・ゲーム障害の定義
2018年に国際疾病に分類する!と発表したのが世界保健機関(WHO)です。
名称は「ゲーム障害」(gaming disorder)
国際疾病分類の第11版(ICD-11)の内容は以下のようになっています。
【ゲーム障害とは、持続または反復するゲーム行動で、以下の4つの症状を示す】
- (1)ゲームのコントロールができない
- (2)他の興味や活動より、ゲームを優先させる
- (3)ゲームによって問題が起きているにもかかわらず、ゲームを続ける
- (4)個人、家族、社会、教育、職業など重要な機能に著しい問題を生じている

アメリカ精神医学会によるネット依存・ゲーム障害の定義
続いて2013年にアメリカ精神医学会「精神疾患の診断と統計の手引き第5版」通称DSM-5を発表しました。
このDSM-5では、今後研究が進められるべき精神疾患の1つとして「インターネットゲーム障害」を提案しています。
DSM-5の定義は以下の通りです。
- (1)インターネットゲームに夢中になっている。(前回のゲームのことを考えたり、次のゲームを待ち望んだりして、インターネットゲームが日常生活の主要な活動となる)
- (2)インターネットゲームが取り上げられたとき離脱症状群を起こす。(典型的な症状はイライラ・落ち着きのなさ・不安・心苦しさ・嘆き・悲しみなど)
- (3)耐性がある。インターネットゲームに参加する時間が増えていく必要性を感じている。
- (4)インターネットゲームへの参加をコントロールしようと試みても失敗する。
- (5)インターネットゲームの結果として、それ以外の趣味や楽しみへの関心がなくなる。
- (6)心理社会的な問題があると分かっていても、インターネットゲームを継続してやり過ぎてします。
- (7)インターネットゲームの使用量について、家族・友人・医師・カウンセラーにウソをついたことがある
- (8)否定的な感情(無力感・罪悪感・不安)から逃げるために、あるいは紛らわせるためにインターネットゲームを利用する。
- (9)インターネットゲームによって、大切な人間関係、職業、教育あるいは経歴をつむ機会が危うくなったり、失ったりしたことがある。

ここまで読み込んだあなたは、ネット依存とは何か?について大まかに知ることができたんじゃないだろうか。

まとめ
日本の総務省が2014年に10~20代のネット依存傾向が高くなっている!ということを発表しました
現在は2021年です。日本で若年層をインターネット/ゲーム依存から守る法案は出ていますか?
答えはNOです。一切出ていません。(※地方自治体は小学生のスマホ使用を制限したりしています)
はっきり申し上げると日本の対策は完全に遅れています。
アメリカでは上に挙げたような精神医学会が警鐘を鳴らし、国民にも情報を広く発信しています。
中国・韓国では既にシャットダウン法といって16歳以下のこどもは夜12時から6時まで許可なくインターネットにアクセスすることが出来ません。
話をタバコに変えると、同じようにWHOが「タバコは危険だよ!」と発信してから約10年後にようやく日本が重い腰を挙げてポツリポツリと対策を出していきました。タバコ会社との関係を壊したくないので「規制かけたくないけど先進国として全く動かないのも格好つかないしな…」と言った感じですね
インターネット/ゲーム業界にも同じことが言えるでしょう。
おそらく2025〜2030年あたりに日本はようやく重い腰を上げてポツリポツリと法案を出すかもしれません。これは予測なのではっきりしませんが。
なんとなくお分かりの方がいらっしゃるかもしれません。
そう、日本にいる限り、インターネット/ゲーム依存から守れるのは個人です。
私は日本は大好きです。とても豊かで生活インフラも整っていて、幸せを感じることが多いです。
しかしことネット依存に関しては自分たちでなんとかするしかありません。
自分たちで未然に防ぐか、既に症状が出ていたら対策を打つ、末期症状なら医療機関を自ら調べて出向く!
放っておいて勝手に治るならここまで世界でも問題になって国際疾病に分類されることもありません。
正しい知識、予防策、治療策を学んでいきましょう。
私も皆さんのお役に立ちたいと思っています。

それではまたお会いしましょう!

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