
記事を書いているのはこんな人です!
はじめは暇潰しに始めたネットゲームが次第に現実からの逃避行動になり、 依存が進む中で上達して周囲から褒められて心地よい居場所となり、徐々にプレイ時間と課金額が増加。3年目に国内大会で優勝したことでさらにネット世界にのめり込んでしまい合計5年間をインターネット/ゲームに費やしました。最終的に医療施設で依存治療を受けたことをきっかけに心身ボロボロの状態から1年かけて依存を克服することに成功しました。 現在は資格を取得してマッサージ師として働いています。 この過程で学んだ知識と経験を使って、現在進行形で依存に苦しむ人や予備軍を少しでも減らしたいと想い、私のリアルな体験談と依存を克服する為に必要なことをブログで発信しています!
この記事を読んで分かることは以下の通りです!
✔️インターネット/ゲーム依存から抜け出す難易度がどの程度か分かる
✔️インターネット/ゲーム依存の克服方法が分かる
✔️克服していくには6ステップの段階があることが分かる
それではさっそく見ていきましょう!
いかにしてネトゲ依存を克服するのか?

ニュアンスとしては、治療法というよりも克服方をお伝えします。
治療というと依存症本人の話になりますが、
克服というと依存症本人だけでなく周囲の協力・家族関係の改善が必要になってくるのです。
辞めることが出来たと思ってもそれは一時的なことで、
すぐに以前のように依存状態に陥ってしまうリバウンドも珍しい話ではありません。
そして、常に一定ではない「依存の波」というものがあります。
例えば1ヶ月間のめり込むように依存しているかと思えば

うぉー!!!
その後の1週間は落ち着いたかのようにプレイ時間が減少します。

……。
そしてまた急にのめり込むようにプレイに没頭していく。

ウォー!!!
このように、波グラフのように依存度数値は常に変動しているのです。
このため依存症者をパッと見てどのような状態にあるのか、というのは一見するだけで分かるものではありません。
では、どのようにして依存症者の状態を判断するのか?
という問いに対する答えをお伝えしながら、いかにしてインターネット/ゲーム依存症を克服していくのか。
これについて下にまとめていきますね。
依存から抜け出す難しさは薬物依存と変わらない


えぇ、なんかおおげさじゃない?
覚醒剤依存の場合は、幻覚や被害妄想やうつなどの症状の頻度が高くて、しかも違法であるということもあって依存者の精神的苦痛や罪悪感は大きいです。
逆にそれが依存から抜け出すモチベーションに繋がる側面があります。
さらにそのような症状に対して薬物療法をおこなうことで依存をコントロールしやすくなる面もあります。
実際に覚醒剤依存のケースで再使用などのリバウンドを起こしてしまうのは、幻覚などの不快な症状がなくなって、症状的には落ち着いて元気になった時に多いのです。
周囲も元気に回復したと油断してしまう面もあります。
ではインターネット/ゲーム依存ではどうでしょうか。
症状としてうつや不安、睡眠障害を伴っているケースは多いものの薬物療法をおこなうのは稀です。
依存の強さに関しても世間的に薬物依存よりも軽視されている側面があります。
覚醒剤と比較した場合、クスリは金額が高くて入手難度が高い。こどもにはとてもじゃないが入手できないでしょう。
そしてお金が続かなければ入手不可になります。
インターネット/ゲームの場合、パソコン・スマホ・タブレットがあれば無料でプレイすることが出来ます。
場所を選ばすどこでも誰でも入手することができるのです。
お金もかからず、簡単に入手できる上に、やり続けていてもなんとか周囲をごまかすことが可能です。
学校や仕事をサボって休むことに罪悪感を覚えることはあっても、世間的にもインターネット/ゲームは合法なので、プレイすること自体に罪悪感を感じることはほとんどないでしょう。
本人も何となく気づいているが目を背けているケースが多いです。

そんなに大きな問題があるわけじゃないし、別にいいよね?
例えば、実生活において以前と比べて集中力が落ちた、やる気・意欲がなくなった、
人付き合いがかなり減ったなど、本人も気付いてはいるが仕方のないことだと諦めてしまっているのです。
なぜこのような思考回路になるのか、それはドーパミン放出し過ぎによる脳神経の破壊や変質によるものが多いです。
(合わせて読もう!)ドーパミンを長時間かけて放出した結果招く危険性について
もはやゲームをプレイする楽しさワクワク興奮を感じること以外のことは、本人の中の価値が極端に低くなっているのです。

薬物と比較するならば、インターネット/ゲームの特徴は
①本人による罪悪感が少ないこと
②いつでもどこでも簡単に入手できるということ
③合法である
このように本人の感じる支障が少ない分、治療して克服するということが難しいのです。
支障が少ないのでそもそもインターネット/ゲーム依存状態を治したいとも思わない、これが最も厄介な部分でしょう。
インターネット/ゲーム依存だけに焦点を当てるのは危険

短絡的に依存という問題の解決だけを求めるのは、非常に難しいことです。
というのも、軽症な状態である依存者であれば認知行動療法のプラグラムで改善するケースはありますが、
重度状態の依存者であれば本人の依存度だけに焦点を当てずに家族関係や人との関係を変える治療が必要になってきます。
軽度の依存者で依存からの回復がすんなり進みやすいパターンは、家庭環境が恵まれている・発達や愛着の問題が少ない・人との付き合いも問題が少ない点が挙げられます。
つまり本人の依存度だけでなく、周囲の環境改善が必要な場面が多く出てくるのです。
さらに多角的なアプローチ。本人への心理教育・認知行動療法・カウンセリング・そして家族支援。
一時的にインターネット/ゲームをプレイする時間を減らさせるだけでは克服したとは言えません。高確率でリバウンドを起こすでしょう。

次は、より具体的な克服へのステップについてお話していきます。
インターネット/ゲーム依存を克服する為の具体的6ステップ

1st STEP【関係づくり・安心感を取り戻すステップ】
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2nd STEP 【気づき・自覚を育てるステップ】
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3rd STEP 【バックグラウンドに潜む問題を吐き出して整理するステップ】
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4th STEP 【変わることへの決心・決意を心の底から引き出すステップ】
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5th STEP 【決心を行動に移し変えていくステップ】
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6th STEP 【リバウンドを防ぐために現実活動をサポートするステップ】
次回はこの6ステップを掘り下げた記事をアップします。ぜひ合わせてご覧くださいね。

この6ステップを効果的におこなっていくことによって、リバウンドを防ぎながら依存症を克服していくことが出来るんですね!

依存は一朝一夕で克服できるようなものではない、という理解も必要じゃな。
短期的な依存治療を目指すのではなく、数年後を見越した長期的な依存克服をすることが非常に大事なんじゃ。
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