
この記事を書いているのはこんな人です!
はじめは暇潰しに始めたネットゲームが次第に現実からの逃避行動になり、 依存が進む中で上達して周囲から褒められて心地よい居場所となり、徐々にプレイ時間と課金額が増加。3年目に大会で優勝したことでさらにネット世界にのめり込んでしまい合計5年間をインターネット/ゲームに費やしました。最終的に医療施設で依存治療を受けたことをきっかけに心身ボロボロの状態から1年かけて依存を克服することに成功しました。 現在は資格を取得してマッサージ師として働いています。 この過程で学んだ知識と経験を使って、現在進行形で依存に苦しむ人や予備軍を少しでも減らしたいと想い、私のリアルな体験談と依存を克服する為に必要なことをブログで発信しています!

この記事で学べることは以下の通りです!
✔️(親が)緊急事にどこへ相談すべきか学ぶ!
✔️(親に相談できない子どもが)どこへ相談すべきか学ぶ!
✔️現実世界で味方を見つけることの重要性を学ぶ!

それでは早速みていくのじゃ!
子どもだけでなく親も孤立すれば危ない

子どもがネットゲーム依存になると多くの家族は周囲から孤立してしまいます
もともと家庭内の不仲やDVなど暴力問題を抱えていることが多くあるといいます
その状況で子どもがネットゲーム依存症で不登校になった場合、さらに家族は機能不全を起こします
子どもに発達障害がある場合は親が1人で抱え込んでうつを発症することも多いのです
そして親は自責の念から子どもを叱責してしつけようとします
子どもがネットゲームをするたびに裏切られたような気分に陥り、子どもに否定的な言葉を投げつけます
そうなると子どもの心的ストレス・苦痛が増加して、逃避行動としてますますネットゲームへ依存が進む悪循環を引き起こします
親は愛情・責任感で教育的指導として強く叱責するように叱る ↓ ↑ それを受けた子どもは心的ストレス・苦痛を受けて 逃避的にネトゲへ依存する
このような悪循環を断ち切るには、問題を家族だけでどうにかしようとすることをやめるのが最良です
自治体の福祉機関、医療機関、など周囲に支援を求めるべき状態です。
この状態を家族だけでどうにかしようとし続けることは危険なのです。
他人に家族のこのような状態を見せるのが「恥ずかしい」と相談しない人が意外と多いのです。
いくら日本が恥の文化だとはいえ、事態が事態なだけに早急に駆け込み寺へ走るべきです。
アディクションとコネクション

アディクションとは「依存」
コネクションとは「つながり」
ジョハン・ハリという人物がいます。彼は家族が依存になっていった経験から、依存について調査を始めました。
そこで興味深いことが分かります。
人を依存に向かわせるのは孤立感であり、つながりがあれば人は依存から脱却できる
彼はこのように主張しています。この根拠の例として2つご紹介します。
1つはラットの実験です。
過酷な環境で長期間モルヒネ漬けにされて依存状態になっているラットを、健全なラットが多くいる楽園のような場所へ移した結果どうなったか。

依存ラットは健全なラットと遊びまわったり回復へ向かっていったのです。
依存からくる離脱症状で震えたりしながらも健全なラットと共に生活することで回復することがわかったのです。
2つ目はポルトガルの事例です。ポルトガルでは、依存症を社会全体で受け入れる政策を実施しました。
その結果、依存症患者が激減しました。現在はこの結果に世界が注目しています。
依存症は罰を与えるのではなく、人とのつながりによって回復できる
つまり依存症の人間が立ち直るのに必要なことは、懲罰や叱責ではなく、健全な人との健全なつながりを持たせてコミュニケーションを取り続けることなのです。叱責による孤立では依存症から回復しません。
今後は世界的にこの考えに基づいた依存症対策が実施されることでしょう。
【子ども】の駆け込み寺

中には親に相談できずに孤立してSOSを求める子どもがいます。
もしかすると困り果ててこのページを見にきてくれているかもしれません。
誰にも相談できないなら、今から紹介する場所へ連絡してね。
【子どもの人権110番】 0120-007-110 (通話料無料) https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html
法務省が管理し、いじめ・暴力・不登校などの問題を電話で相談できます。
秘密を守って対応してくれます。
子どもだけでなく保護者も利用することができます。

【チャイルドライン】 0120-99-7777 (通話料無料)18歳までの子どもが利用できる電話相談。秘密は守ってくれるが名前や連絡先を言わなくてもOK. チャットでも相談できる。詳細はHPを見てみよう。 チャイルドライン® 18さいまでの子どもがかけるでんわチャイルドラインは、18歳までの子どものための相談先です

【24時間子どもSOSダイヤル】 0120-078-310 (通話料無料)いつでも年中無休で24時間かけることができる電話相談。 子どもだけでなく大人でもOK。文部科学省の指導のもと都道府県および教育委員会で実施。 「24時間子供SOSダイヤル」について:文部科学省

【親】の駆け込み寺

次に、子どもの依存症を1人で抱え込む親の駆け込み寺を紹介します。
子どものことで悩むのは責任感の表れです。しかし事態が悪化する前に第三者に頼りましょう。
【精神保健福祉センター】
精神保健福祉法で定められた機関で、心の問題や病気に悩む本人や家族からの相談、思春期・青年期の精神医学的問題について専門職員が相談に応じてくれます。
「こころの電話相談」では電話相談員による助言や医療機関の情報提供もおこなっています。

【関連記事】全国の精神保健福祉センター
【ネットゲーム依存症専門の医療機関】
依存症回復のための専門的な医療機関・回復施設が全国に存在しています。
しかしネットゲーム依存については研究段階なので対応してくれる医療機関はまだまだ少ないです。
医療機関に電話で相談してみて、子どものネットゲーム依存に対応してくれるか聞いてみましょう。

【関連記事】全国の専門治療施設
【子ども家庭支援センター】
児童相談所は、子供の健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決してく専門の相談機関です。 子ども家庭支援センターとの違いは、立ち入り調査など強制力のある権限を有している点です。 一方、子ども家庭支援センターは児童家庭相談の窓口で、家庭や地域に密着した支援を行うことができます。
【保健所】こころの健康・保健・医療・福祉に関する相談ができます。 加えて思春期の問題から引きこもり・依存症に関する家族の相談も大丈夫です。 医師・保健師・精神福祉士など専門家が対応してくれます。 保健所管轄区域案内
まとめ(相談先とつながることの重要性)

いかがでしたか?子どもの依存症問題は上に書いた精神保健福祉センターや保健所で専門が対応してくれることが分かります。
最初は親だけで相談しに行くのが良いと思います。いきなり親と子が揃って素直に相談できる人はほとんどいないそうです。
またいきなり子どもを連れて行くと、子どもに原因があるという意識が強く働いてしまって治療が上手く進まないからです。
最初は依存症は環境の問題ということを頭で理解してはいても、感情レベルでは子どもに苛立ってしまう人が多いです。
なので初めの段階では親が1人で相談して、子どもを取り巻く環境の問題について第三者と客観的に見直す必要があります。
相談することで、親の認識が変化して子供への接し方が変化すると、子どもに変化が訪れます。
今回はここまでにします。たまには外に出て深呼吸してリラックスしてくださいね。

それではまたお会いしましょう!

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